2014-01-01から1年間の記事一覧

スバルの軽自動車用エンジン

スバルの軽自動車用エンジンは1989年に2気筒のEK23型から4気筒のEN05型エンジンに変更されました。ボア56.0mm,ストローク55.6mm,排気量547ccでした。1990年には軽自動車の規格変更によりボアは同じく55.6mmのまま,ストロークを66.8mmに延ばし,排気量を65…

軽自動車用の4気筒エンジン

軽自動車の排気量が660ccになって以降で4気筒エンジンを生産していたのはスズキ,ダイハツ,三菱,スバルの4社です。その中でスバルは4気筒エンジンのみを生産しており,3気筒エンジンと併用していたのは残りの3社です。 スズキは3気筒のF6Aエンジンを元に1…

ダイハツの軽自動車用エンジン

ダイハツの軽自動車用エンジンは1990年に3気筒のEF型エンジンが登場しています。ボア68.0mm,ストローク60.5mm,排気量659ccです。1994年には4気筒のJB型が登場しました。ボア61.0mm,ストローク56.4mm,排気量659ccです。ボアピッチは74mmです。2005年には3…

三菱の軽自動車用エンジン

1987年に3気筒の3G81がボア62.3mm,ストローク60.0mm,排気量548ccで登場しました。その後,ボア65.0mm,ストローク66.0mm,排気量657ccの3G83が1990年に登場しました。また,4気筒の4A30が1993年に登場しました。ボア60.0mm,ストローク58.3mm,排気量659cc…

スズキの軽自動車用エンジン

スズキの軽自動車用エンジンは1978年に550ccのF5Aが登場しました。軽自動車用としては同社初の4ストロークエンジンでした。3気筒エンジンでボア62.0mm,ストローク60.0mm,排気量は543ccでした。スズキは360cc時代は4ストロークエンジンは持たず,2ストロー…

ホンダの軽自動車用エンジンの変遷

ホンダの軽自動車用エンジンは1988年にトゥデイがマイナーモデルチェンジした祭に従来の2気筒エンジンに替わり3気筒エンジンが登場しました。これがE05A型エンジンです。ボアが62.5mm,ストロークが59.5mmで排気量は547ccでした。以後,このエンジンは排気量…

スズキのエンジン

スズキ初のV6エンジンは1994年のマイナーチェンジ時にエスクードに搭載されたH20Aでした。当時のスズキはマツダと提携をしておりこのマイナーチェンジではマツダから供給を受けたディーゼルエンジンも採用されました。H20Aはボアが78.0mm,ストロークが69.7m…

マツダのJ型とK型V6エンジン

マツダは1986年に初のV6エンジンであるJ型エンジンを発表しました。このエンジンのボアピッチは1983年に登場した日産のVGと同じく108mmでした。JFの排気量は2.0リッターで後に3.0リッターに排気量が拡大されたJEが登場します。日産のVGはといえば最終的には3…

国産V型6気筒エンジンの歴史

1983年に日産が日本初のV型6気筒エンジンVG20Eを市販した。次いで1985年にホンダがC20Aを,1986年にはマツダが2,000ccのJF,三菱が2,000ccの6G71と3,000ccの6G72を市販した。1987年にはトヨタが2,000ccの1VZ-FEを市販した。また1991年にはマツダと三菱がそれ…

ダウンサイジングで燃費が良くなる理由

ダウンサイジングエンジンの燃費が良くなる理由の一つは排気量を縮小しているからですが、それを図示してみました。 図で横軸が回転数を固定した時の負荷の大きさの割合、縦軸が燃料消費率です。青い線が排気量2,000cc、赤い線が1,000ccの場合のイメージです…

ダウンサイジングエンジンの歴史

近年の過給ダウンサイジングエンジンの流行の起源はフォルクスワーゲンのTSIであることは間違いないと思います。ではそれより先に明確にダウンサイジングを打ち出したエンジンと言えばマツダのミラーサイクルエンジンでしょう。マツダのミラーサイクルエンジ…

ダウンサイジングエンジン

フォルクスワーゲンが先鞭をつけ、日米欧のメーカー問わず導入に躍起になっているダウンサイジングエンジン。導入の最大の目的は燃費を良くすることです。ではその燃費が良くなる理屈とは。それは一にも二にも排気量を下げているからです。排気量を下げれば…